歯列矯正で知っておきたいのは、「矯正器具を使った治療に入る前に、準備が必要」ということ。
虫歯や歯周病を完全に治してからでないと、矯正器具はつけられないんです。矯正中は器具の隙間などから虫歯になるのを防ぐために、丁寧なブラッシングやケアが必要ですし、ワイヤーをつけていたら治療もしづらいですよね。そのために、事前に口の中の状態を整えてからゆっくり1年~かけての矯正治療を行なうんですって。
この期間は、患者さんの状況によってまちまちなので、矯正歯科のホームページなどに出ている「1年」「2年」といった期間にはカウントされていないはず。注意してください。歯周病や歯茎の状態が悪化していたり、すでに顎関節症の症状が出ている場合は、通常よりも長めに治療期間がかかる場合もありますが、これも、放っておけば悪化するものを治療する良い機会かもしれませんね。
矯正器具をつけて生活する期間は、矯正の本数やタイプ、矯正前の歯並びにもよりますが、平均2年程度かかりますよ…とのことでした。
他の方の体験談などをチェックしても、半年くらいの個人差はありますが、やはり平均すると2年位ですね。成人の歯に無理な負担をかけず、また治療後も安定させるために必要なので、これくらいの時間がかかります。話を聞く程、安いからといって手軽なクイック矯正には、長い目で見ると疑問が出てきます。
状態のわりにあまりにも期間が長過ぎる?と感じたら、他の医院でも計画をつくってもらって比較したほうが良いかもしれません。矯正器具をとりつけている間は、3~4週間に一回の割合で診察をうけます。治療計画にあわせて装置・ワイヤーを調整したり、ズレや異常がないか診察してもらうのです。不安な点や「異常かもしれない…」と思う事があれば、普通はこの時に相談すればチェックしてもらえます。
この調整のための通院、医院との相性がとても大事になってきます。そう考えると、ネームバリューより通いやすさを優先したいですし、信頼できる近隣のお医者さんのほうが便利だと思います。
矯正器具を外した後は、せっかく綺麗にした歯並びをもとに戻さないためのケアを行います。ここではリテーナーという保定器具を使います。
歯並びが綺麗になった状態にあわせてオーダーメイドで制作。その器具をつけることでベストな状態を固定するのが目的。これを1年~程装着し、後戻りを防ぐのです。この期間の通院は、おおむね2ヶ月に一回くらいでOK。リテーナーの装着に痛みはありませんし、ここまで乗り切った方ならストレスなく過ごせるのではないでしょうか。